寒い冬でも快適に車中泊するために、カセットガスストーブが使えないか、いろいろ考えています。
怖いのは一酸化炭素中毒なので、車内の空気を換気するための換気扇を自作しました。
また念のため、一酸化炭素警報機も購入しました。
準備が整いましたので、車内で実験してみたいと思います。
一酸化炭素は空気よりもやや軽いので、警報機は天井付近に設置しました。
肝心のカセットガスストーブなのですが、まだ購入できていませんので、今回の実験では家にあるカセットコンロで実験してみたいと思います。
車内にカセットコンロを持ち込み、点火しました。
まずは一酸化炭素がどれくらいで発生するか確認したいので、換気扇を動かさずにカセットコンロを燃焼させます。
そのまま15分ほどカセットコンロを付けっぱなしにしてみましたが、警報機は一酸化炭素を感知することはありませんでした。
もっと長い時間試せば、一酸化炭素は発生したものと思いますが、15分くらいでは不完全燃焼には至らなかったようです。
でも車内では、燃焼により生じているであろう二酸化炭素と熱気で何となく息苦しい感じがしたので、これ以上の時間を試すのはやめておきました。
最初車内の温度は5度くらいしかなかったのですが、天井付近に置いた温度計は一気に25度くらいまで上昇していました。
また燃焼によって生じた水蒸気で、フロントガラスなどはひどく結露しています。
次は換気扇を動かし、換気をしながら使ってみます。
反対側の窓も少し開けて、空気を取り込みやすくしました。
この状態でカセットコンロの燃焼を30分ほど続けたのですが、警報機が一酸化炭素を感知することもありませんでした。
また今度は先ほど感じた息苦しさも感じることはありませんでした。
さらに結露なのですが、今回は30分燃焼を続けても結露することはありませんでした。
うまく換気できているのだと思います。
でも先ほどに比べると車内の温度がそれほど上がっていないように思います。これは温まった空気も一緒に強制排気しているためだと思います。
また今回実験を行ってみて、分かったことなのですが、完全に車内が冷え切っている状態で、ガスを燃焼させて空気を温めても、燃焼をやめると、すぐに車内の温度は下がります。
もともとのイメージでは、10分間ほどガスを燃焼させれば、その後1時間くらいは快適に車内で過ごせるイメージでした。
確かに空気はすぐに温まるのですが、シートや内装などが温まるまでは、もう少し長い時間燃焼を続ける必要があるようです。
長い時間、ガスの燃焼を続けるとそれだけリスクが高まります。
実際の車中泊でカセットガスストーブが使えるかは、もう少し考える必要がありそうです。
(後日追記)
その後、カセットガスストーブを購入しました。
※一酸化炭素は本当に怖い気体です。一歩間違うと命の危険があります。メーカーは車内などの狭い空間での使用を禁止しています。
私は短時間の使用を前提に、自己責任で色々検討を行っていますが、カセットガスストーブを車内で使うことを推奨しているものではありませんので、ご留意ください。
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