初めての車中泊旅行は2005年のゴールデンウィークに行った東北旅行でした。
当時乗っていた車は排気量1,300ccの普通車だったのですが、今から考えると当時この車に乗っていなければ、車中泊旅行など思いつきもしなかったように思います。
この車は後部座席を床下に収納すると、後部座席の空間と荷室がつながり、何もない大きな空間ができる車でした。
当時の車のカタログをみると、この空間のことを「携帯空間」と呼び、この空間を自分流にアレンジすることの楽しさを売りにしていた車でした。
でも車を選んだ時は車中泊旅行をするためにこの車を選んだわけではありませんでした。
この車を選んだのは、たまたまだったのです。
飼っている犬と一緒に旅行に行くには車中泊旅行が良さそうだということで、車中泊旅行を始めたのですが、この車は車中泊旅行にはうってつけの車でした。
私の身長は170cm なのですが、後部座席を床下に収納して作った寝床では、頭や足がどこかに当たるようなこともなく足を伸ばして横になることができる車でした。
また後部座席を床下に収納するため床面が低く、天井高が高かったため着替えなどもしやすい車でした。
排気量は1,300ccと非力な車でしたが、急ぐ旅でもなかったので、特に困ることはありませんでした。
この車で東北を1週間かけて回ったのですが、初めての車中泊旅行は大変楽しい旅行となり、これに味をしめた夫婦は、色々な所に車中泊で旅行をすることになるのです。
この後、訳あってこの車は手放しましたが、今でもいい車だったと懐かしく思います。
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