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【車中泊クルマ】車中泊用の旅クルマはディーゼル車がおすすめ?

前回の投稿でハイエースが普段使いにも十分耐えられることが分かったので、もう少し掘り下げてみたいと思います。

 

ハイエースのエンジンですが、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンが選べます。

夫婦のような使い方をする場合は、どちらを選ぶべきでしょうか。

価格

同じモデルでディーゼルエンジンとガソリンエンジンが選べるのは、スーパーGLのワイド、2WDだけだったので、こちらで比較すると以下のようになります。

ディーゼルエンジンガソリンエンジン
排気量2800cc2700cc
価格3,704,400円3,234,600円
最高出力 PS/rpm151/3600160/5200
最高トルク kgf-m/rpm30.6/1000~340024.8/4000

※比較は現行モデル(5型)で実施

トルクではディーゼルエンジンが勝る一方で、価格ではガソリンエンジンの方が469,800円安くなります。

燃料代で価格差を回収するには

ディーゼルエンジンの方が469,800円高いハイエースですが、燃料代はディーゼルエンジンの方が安くなります。

では年間で10,000km走行したとして、どれくらい燃料費が安くなるのか計算してみた結果が以下です。

ディーゼルエンジンガソリンエンジン
燃費12.2km/ℓ9.7km/ℓ
燃料単価110円135円
年間燃料使用量819ℓ1,030ℓ
年間燃料費90,090円139,050円

※計算はカタログ値で実施

ディーゼルエンジンでは年間で48,960円燃料代が安くなります。

従って年間10,000kmしか走らない人でも10年程度で、価格差は回収することができそうです。

ただしディーゼルエンジンの方が、ガソリンエンジンに比べて倍の頻度でオイル交換が必要になります。これを考慮すると回収期間は少し伸びそうですが、ディーラーのオイル会員に入るなどすれば、1回のオイル交換費用は3,000円程度に収まると思いますので、大きな影響はなさそうです。

エンジンの寿命

ディーゼルエンジンは仕組み上、ガソリンエンジンに比べて頑丈に設計されています。従って、エンジン自体の寿命はディーゼルエンジンの方が長いと言われています。

とはいえ、ガソリンエンジンでも200,000kmくらいなら問題なく走りますので、年間走行距離がそれほど多くなければ、どちらでも問題ないようにも思えます。

でも10年後に車を下取りに出す時には、影響が大きそうです。

100,000km以上走行したガソリン車とディーゼル車では、ディーゼル車の方がエンジンの寿命が長い分、下取り価格もよいようです。

エンジン音

ディーゼルエンジンは、構造上、ガソリンエンジンに比べて、エンジン音が大きくなります。ハイエースの場合は、運転席の真下にエンジンがあることもあり、結構車内にエンジン音が響くようです。

購入した後、こんなはずじゃなかったとならないように、実際に購入する前に、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのエンジン音は聞き分けておいた方が良さそうです。

ディーゼルエンジン規制の動向

世界的な流れとして、車はEVへシフトし始めています。

排ガス規制は、今後も年々厳しくなっていくでしょうし、もしかすると古いディーゼルエンジンが使用できなくなったり、追加で装置の取り付けが必要になったりする可能性も否定できません。

ガソリンエンジンも長い目で見れば規制が強化されていくでしょうが、ディーゼルエンジンの規制の方が先に来るはずです。

もしかすると規制がより厳しくなって、購入したハイエースの車検を通すことができなくなる、なんてこともあるかもしれません。

実はあまり選択肢はない?

ハイエースですが、エンジンはガソリン車が2000ccと2700cc、ディーゼル車が2800ccの3つが用意されています。

でも2000ccのエンジンでは2000kg近くあるハイエースを動かすには力が足りないようです。特に山間部に住む夫婦にとっては、買い物に行くにも山道を走らなければならず、非力なエンジンで山道を登るのはストレスが溜まりそうです。

また雪の降る地方に住む夫婦にとっては、駆動方式も4WD以外の選択肢はありません。

4WDでガソリンエンジンを選ぶと、ボディー形状がワイドかスーパーロングのいずれかになってしまいます。

ボディー形状がワイドかスーパーロングになると、ナンバープレートが1ナンバーになってしまい、保険や高速料金が高くなってしまいます。

また普段使いすることを考えても、ワイドやスーパーロングは選択しずらい形状です。

 

結局、標準ボディーで4WDを選択するなら、エンジンはディーゼルエンジンの一択となってしまい、選択の余地がないのでした。

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