スケジュールに縛られない気楽な旅ができる車中泊旅行ですが、何も準備せずに車中泊すると快適な睡眠は得られません。
夫婦が車中泊するときも、さまざまな車中泊グッズを持っていき、快適に車内で過ごせるように工夫しています。
でもこれから車中泊旅行に挑戦しようと思われている方は、何を準備すればよいのか分からないと思います。
そこで夫婦が車中泊旅行するときに使っている車中泊グッズたちをご紹介したいと思います。
これらの車中泊グッズは繰り返し車中泊する中で「これがあったほうが便利だね、あれもあったほうがいいね」と実際の経験から購入してきたものです。
これから車中泊旅行にチャレンジしようと考えられている方は、参考にしていただけければと思います。
マット
快適な車中泊のために欠かせないもののひとつがマットです。
最近は後部座席を倒してフルフラットになる車も多いのですが、硬い床面で寝ていると背中や腰が痛くなって目が覚めてしまいます。
またフルフラットというものの、多くの車では多少の段差は残ってしまいます。
この段差を解消するためにもマットは最適です。
マットは登山用のマットや車中泊用のマット、家庭用の折りたたみマットレスなど様々なタイプがあります。
登山用マット
手で持ち運ぶことが前提なので、軽量でコンパクトなものが多いです。
バルブを開けて中に空気を入れてクッション性を高めるインフレータータイプのマットや発泡系素材でできたフォームマット、空気を入れて膨らませて使うエアマットなどあります。
登山やキャンプでも使う予定ならキャンプ用・登山用のものを買うとよいでしょう。
でもキャンプ用・登山用のものは、持ち運びを考慮して軽量コンパクトに作られていますので、どうしても寝心地が犠牲になっています。
もし車中泊でしか使う予定がないなら、もっと厚手のものを選んだ方が、寝心地はよいです。
車中泊用マット
登山用・キャンプ用マットをさらに厚手にしたものが、車中泊用のマットです。
車中泊用に特化しているため、持ち運びのしやすさは考慮されていません。
反対に寝心地を重視して作られていますので車中泊向きなのですが、価格は少々高めです。
家庭用折りたたみマットレス
寝心地を重視するなら家庭用の折りたたみマットレスが一番です。
ニトリのマットレスなら2千円程度で購入できるものもありますし、店舗でクッション性などを確認してから購入することも可能ですのでおすすめです。
夫婦も最初はキャンプ用の低反発マットを使っていたのですが、厚さが足りず、底突きしてしまって寝心地は良くありませんでした。
そこでが厚さが10cmあるニトリの折りたたみマットレスに換えたのですが、寝心地が劇的に改善しました。
価格も一万円以内で購入できるので、寝心地を重視される方にはおすすめです。
寝袋
春秋は、日中は暑くても夜間はそれなりに冷え込みます。
従って寝袋は必ず持っていくようにしましょう。
寝袋には、マミータイプと封筒タイプの2種類があるのですが、車中泊でおすすめなのは、封筒タイプの寝袋です。
マミータイプの方が保温性は高いのですが、温度調整は難しいです。
封筒タイプのものは開いて掛布団のように使うこともできますし、寒ければチャックを閉めてしっかり中に入ることも可能ですのでおすすめです。
夫婦は薄手の夏用のものと綿がたくさん入った厚手の冬用の寝袋を使い分けています。
登山用だと信頼性の高いものを購入すべきですが、車中泊用なら夫婦が使っている以下のようなお手頃価格のもので十分です。
シェード(目隠し)
早朝日が昇ると車内も明るくなって、ゆっくり眠ることができません。また道の駅などで車中泊するときも、街灯の明かりが気になって眠れないこともあります。
さらに外からの視線があると落ち着かないので、車中泊するときはシェード(目隠し)は準備しておきましょう。
以下のような車種別のシェードが売られています。
ただ車種別のシェードは高価なものが多いので、夫婦はプラダンや銀マットを使って、シェードを自作しています。
自作できる方は安く作ることができるので、プラダンや銀マットなどで使って自作するのがおすすめです。
自作している時間のない方は、車種別のシェードを購入するようにしてください。
インバーター
車の中で移動中にスマホやタブレットの充電ができると便利です。
またエンジンを掛ける必要がありますが、消費電力の小さな電気製品であれば使用することも可能です。
我が家では奥さんがインバーターから得られる電力でヘアアイロンを使用しています。
インバーターを選ぶときは、使いたい家電製品の消費電力を調べてから購入するようにしてください。
スマホやタブレットの充電やヘアアイロンの使用程度なら、定格出力300Wの以下のような製品で十分だと思います。
ポータブル電源
道の駅など車中泊ポイントでは、アイドリングはストップさせるのがマナーです。
従って、インバーターを持っていても、エンジン停止後は、車内で電化製品は使えません。
そこでエンジン停止後もさまざまな家電製品が使えるように、夫婦はポータブル電源を使っています。
ポータブル電源があれば、車のバッテリー残量を気にすることなく、車内を明るく照らす照明を使ったり、暑い夏はクリップ扇風機を回したり、寒い冬は電気毛布を使ったりすることが可能です。
鉛電池使用のポータブル電源
夫婦が10年以上前に購入したのが、鉛電池を使用した以下のポータブル電源です。
途中、内蔵されている鉛電池を交換していますが、現在でも夫婦は車中泊旅行でこれを使っています。
リチウムイオン電池使用のポータブル電源
夫婦が車中泊旅行を始めた十数年前にはリチウムイオン電池を使ったポータブル電源はありませんでしたが、現在は多くの製品が出回っています。
リチウムイオン電池を使っているポータブル電源は、重量が軽く小さいのがメリットです。
でも反対に鉛電池を使用したものに比べ、高額なのがデメリットです。
予算が許すなら、小さく軽いリチウムイオン電池を使用したポータブル電源を購入したほうが良いと思います。
モバイルバッテリー
大きなポータブル電源はあきらめて、モバイルバッテリーを使う手もあります。
モバイルバッテリーでも、スマホやタブレットの充電に困りませんし、扇風機やLED照明などその他のUSB機器を車内で使用することができます。
使いたい電化製品がUSB機器だけなら、容量が大きめのモバイルバッテリーを準備することでも足ります。
耳栓
道の駅や高速道路のサービスエリアなどの車中泊ポイントは、深夜まで車の出入りが続くところもあり、騒がしくて眠れない場合があります。
このような事態に備えて、耳栓を準備しておくようにしましょう。
ただし耳栓をしていると車のそばで何かあったときに気づかない恐れがあります。
強盗などにあう可能性もゼロではありません。
そのような時に耳栓をしていれば外の気配を感じることができないので、逃げ出すのが遅れてしまうことも考えられます。
なので人気のない場所で車中泊するときなど周りの助けが期待できないところでは、耳栓などはしないようにしましょう。
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